米国的九十六


2015年09月16日 コンサートにボーヤとして参加してみる!



「 I'm from Kawasaki near Tokyo. 」

9月16日
早朝は、敷地内を散歩です。敷地内と言っても広すぎてすぐに1時間位は散歩できてしまいます。こんな看板を見つけましたが、本当にマウンテンライオンが生息していて、時折見かけるそうですよ。鹿はすでに何度か見かけましたね。





敷地内をのんびりと歩いていると、精神的にどんどん開放されていきます。




散歩から帰れば、Henryの手伝いです。前日に届いたギター2本のデモビデオを製作するためにまずは素材撮りから。もちろんカメラマンは私です。最初に意思疎通を完璧にするためコンテを書いてもらいました。するとそれは文字コンテでした!おっと!しかしなんとか理解して素材取りはすべて一発でOK!



撮影に使った2本のうちアコースティックギターは初めて見る構造でした。えっ?なんでと思えるほどの重さです。秘密は、銅のサイド板の厚みでした。3センチ程度はありましたか、信じられないほどの厚みですよ。重いはずです。


すぐに編集作業が始まりまして、2画面合成と音合せの編集でした。サクサク進み、午前中にはすべて完パケ作業終了!なんて素早い作業でしょう!もちろん素材の撮影が的確だったのですがね。Henryもその辺りを考えて私をカメラマンに指名したのでしょうね。完成したらすぐにネットへ上げて、友人たちへ「これを見なさい!」と情報を発信していました。

午後ちょっとゆっくりしてから、機材を積んでコンサート会場へ。このコンサートは、Henry 自身が知らないうちにブッキングされていて、広告を見て「なんで?俺がいるの?」と気づいたそうです。でも古くからの友人達なのでニヤリと笑って参加!おおらかです!

もう一人のお客さんとはサンフランシスコまでご一緒してお別れでした。日本人の方なので、彼女と話す場合は2日間ついつい日本語を使ってしまっていました。これではせっかくアメリカまで来た意味がありませんね。語学留学したのに日本人が多い場所だとなかなか英語が上達しないという理屈がよ〜〜〜く分かりました。つまり、語学留学は上手くなろうとしたら全く日本人が居ない場所へ行かないと意味が無いってことですね!私は、彼女が車から降りた瞬間から再度!英語モードに突入です!

会場は、サンフランシスコのゴールデンゲートビルでしたが、その周辺はかなりヤバイ雰囲気満載。怪しげなホームレスがやたらに目立ちました。車を降りる際には、ひったくりに会うから気をつけろと言われました。写真を撮影するのもなんとなく躊躇。機材を会場へ降ろした後、ウロウロ探してちょっと離れた途上駐車スペースに車を停めました。途中の屋内駐車場は空いているように見えたのですが・・・。あえて路上です。

車内に1セント硬貨が見えただけで窓ガラスが割られる可能性があるのだとか。そこへ警察官が通りかかったので「これで大丈夫かなあ?」と聞いたところ、警察官は車内をぐるりと眺めて「CDが沢山見えるから危ないね!」と忠告を受けました。すぐにCDを見えないように隠して駐車完了!なぜ、路上駐車するの?ビルの中の駐車場に入れたら?と Henry に聞けば「その方が車を盗まれる確率が高い!」と・・・。ロシアンマフィアも多いとか。なるほどなあ・・・。

会場に着いたらすぐにセッティング。サックス3本とシンセサイザーに Henry のギターという構成。メンバーたちもすでに私のことは知っていたようで、すぐに Hi tanabe-san! と声をかけられてご挨拶!いいペダルを作ってるんだって?なんてな事も言われ、定番の「日本のどこからきたの?」という質問が。これは旅行中かなりの方に聞かれましたね。返事は英会話レッスンの初日に練習させられたフレーズですからなんの問題もなしですが。「I'm from Kawasaki near Tokyo.」

コンサートが始まれば、一番後ろの席で聴き続けましたが・・・。はっきり言って理解できない前衛的な音楽でした。Henry は二度と再現できない演奏スタイルです。お客は30人ほど。演奏終了後お客は大変喜んでいましたが、私はヘンリーに感想を聞かれて「面白かったけど音楽として理解できなかった」と正直に伝えましたよ。


帰りも又、車への機材積み込みを手伝って私はまるでいわゆるボーヤ状態。でも、結構それが楽しかったですよ。人の役に立っていると感じてね。帰り着けばほぼ24時。直ぐに寝てしまいました。


本日の結論
サンフランシスコはもっと明るいイメージだったのですが、やはりこんな面もね!

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