日経的取材話


2016年02月18日 記事掲載は昨日の夕刊に!


日本経済新聞 2016年2月17日夕刊!


「えっ?本人ぢゃん!」

それは突然の申し入れだった。

1月中旬のこと、日本経済新聞の取材に協力してもらえないかと問い合わせがあり、取材を受けることにした。私にその申し入れをしてきたのはエアフィルター・メーカー「アルファー技研」の担当者である中澤さんだった。というのも・・・。

今から2年ほど前に、当家は大々的にリフォームを行った。壁紙を全て張り替えた室内は清々しく、壁紙の白さが蘇りとても気持ち良い状況になった。ちょうどそのリフォーム完成直後にペダルの試奏に来られた人物がいた。それが中澤さん。

中澤さんは試奏後、室内を眺めて「リフォームされたばかりですね。吸気口はどうなさってますか?私の会社は、エリアという吸気口用のエアフィルターを製造しているのですが、御提供しますのでモニターとして使用されませんか?」と申出が有ったのだ。

当家には吸気口が9か所設置されている。それ全部にと「エリア」が後日送られて来た。設置後も、そろそろフィルターの交換時期だなと思う頃には新しいフィルターが送り届けられるようになった。この際、使用済みのフィルターはメーカーに送ることにしている。これはフィルターがキャッチしたPM2.5や花粉、土埃などをメーカーが収集し研究するためだ。つまり、ギブアンドテイクの関係であると。

最近では、新発売のPM0.3用フィルターも届けられた。花粉や土埃だけでなく、細菌類までキャッチ対象にし始めたようだ。実際に、エリアを2年間使い続けてみると、まず気がつくのは「フローリングの汚れ」が減少することだ。吸気口から大量の土埃が舞い込んで、数日でフローリングが白くなっていた我が家だったが、この2年間はそれがほぼ消えた感じがする。

微細なホコリは目に見えないので、通常は通気口の存在をあまり気にすることはないのだが、一旦フィルターを取り付けてみると、その汚れ具合に驚く。マンション暮らしの場合、気密性が高いので、台所や風呂場の換気扇のスイッチが入ると、その瞬間に吸気口から外気が取り込まれ始める。土埃が多い場所や、花粉が多い地域では当然それも一緒に室内に入ってくることになる。

かと言って吸気口を塞いでしまえば、室内の換気ができなくなり、湿気がこもる原因ともなる。つまり、エアフィルターはマンション暮らしに必須の商品であるということだ。私も使ってみるまで気づかなかったがね。それによって、室内の壁紙などへもホコリが付着しにくくなる。家中のホコリ感が減るのが体感できるのだよ。

さて、そんな関係で中澤さんから「取材にご協力いただけないか?取材内容以外にも面白いストリーを持っている方を探しているんです」と連絡があったのだ。喜んで協力しますと伝えて、取材陣がやって来たのは1月28日午後。中澤さん先頭に、日経新聞から依頼されたテクニカル系フリーライター、カメラマン、東急ハンズ担当者2名。の計5名がやって来た。センターの方がライター。時々テレビにもレポーターとして出演されているとか。清々しくパキパキ元気な取材対応がきもちよかった。東急ハンズのお二人は、エリアの販売をされている関係で来られたのだが、それ意外にも花粉グッズのスプレーを持ち込まれてきた。これも面白そうな商品だったね。(あえて、中澤さん意外のお名前は書かないことにした)


そんなこんなで、ペダル製作とは全く違う取材内容だったのだが・・・。取材後もしばらく話し込んでいたら「鬱病」の話になった。経緯は皆様ご存知のとおりなのだが、このライターは「鬱病」に関してもかなり詳しく、かなり深いところまで話すことになった。そしてある部分で意見が一致することと成った。もと鬱病患者の私の立場から、冷静に自己分析をして理解した「鬱病から自殺に至る精神的経緯及び自殺直前の精神構造」なども話したのだが、これに非常に興味があると言われた。どうも私の話した内容は初耳だったようだ。

通常、鬱病患者がそれを語ることはあまりなく、ましてや長期に渡る自分の記録を残しているものも少ない。私の鬱体験を語れるスキルはかなり貴重なものではないのか?との感想を彼女は持ったようだ。後日、必要があれば何時でも鬱病の取材に応じると伝えてお別れした。

昨日夜になり、この夕刊を読んだ知人から「田辺ちゃんに似てる人がいるもんだなあ・・・えっ?本人ぢゃん!」とメッセージが届いた。私が逆の立場でもきっとビックリしただろうがね。実は、まだ私はこの紙面の全体像を観ていない。私に掲載紙が提供されるのは今日以降になるとのことだった。


取材風景

本日の結論
日経新聞の夕刊ってどれほどの人が読んでるの?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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