流血的病院考

2016年06月29日 病院に通うってことについて!


2016年6月14日に発見されすぐに切除された大腸ポリープ。



「久々にすべての項目がクリア」

やたらに涼しい本日です。窓を開け放って吹き込む風はほぼ軽井沢のような感じ!湿気はなくひたすら気持ち良いですね。むしろちょっと冷えすぎかも?って感じるほどですよ。

さて、こんな日の朝っぱらから病院通いです。6月14日に切除した大腸ポリープの検査結果を聴くのと、血液検査をしてもらうために出かけました。市営病院なのですが、朝8時までに行かないと駐車場が満杯になり停められなくなるので遅刻は厳禁です。無事に車を停めて受付を済ませ、採血室へ向かいます。ここまでは手慣れたもんですね。

しかし!この後、生まれて初めての経験をしました!

採血の際、いつもの通り看護師は左腕に採血針を刺し「今日は2本分採血しますね」と説明。1本目が終わり、2本目の採血が始まってすぐ、血液が出てこなくなりました。なんで?しばし待っていましたが全く血流が止まったまま流れ出てきません。看護師も困った様子でした。俺って血が流れていないの?

すると、看護師は採血針を少し引き出しつつ回転を加えて針先の位置をずらそうと数回試みました。その時!引きすぎたのか採血針が左腕から抜け、腕から血液がかなり吹き出てきました。さらに、採血針からも採血済の血液がポタポタとテーブルの上に落ち始めアラララ〜〜〜の状態!あわてて私の腕とテーブル周りを後始末する看護師でした。よく見ると壁面にまで飛び散っていました!

その対処後「申し訳ございませんが、今度は右腕からもう1本採血させてください!」と言われ採血針を右腕へブスリ。今度は無事に採血完了したので「さっきはなんで血流がストップしたんですか?」と聞いたところ「採血針の先端は斜めにカットされていますよね。その針先に血管の壁面が張り付いてしまったんですよ」なるほど・・・。掃除機で開いた新聞紙を吸い込んだ時の状態ね!スボボボ・・・ってやつ!初めての体験でした!

診察が始まる9時過ぎまで30分以上の待ち時間がありますので、しばし落ち着いてから備え付けの血圧計で血圧測定しました。前回医師から「血圧が低いですねえ・・・」と言われていたのでした。右腕で図ると、104/74 やはり低い・・・。そこで今度は左腕で測りなおしたところ 122/81 でした。コレならOKですね。しかし・・・どちらを信じればいいのですかね?

9時過ぎに医師に呼ばれ診察室へ。血液検査の結果は、久々にすべての項目がクリア!尿酸値は7.8→5.0と大きく下がり全く問題なし。医師が言うには「前回、血圧が低すぎると思ったので、血液の病気があるかもしれないと検査しましたが全く問題無いですね。肝臓の状況もかなりいいですよ。今までで一番いいですね」と一安心です。さらに、前回切除した大腸ポリープの結果報告も問題なく、癌化する可能性はないと。この先は一年に一度、大腸検査を受け続ければよろしいでしょうとのお言葉。気持よく病院を後にしましたとさ!


おかわり採血された右腕。

私も妻も、50歳代後半から病院通いが増えました。人の体は、50歳を境に急激に劣化し始めます。そして60歳を過ぎるとその劣化が身に沁み始め愕然とします。若いころはよっぽどのことがないと病院へは行きませんでしたが、今はメンテナンスに必要なため通う回数が増えました。

当初は3か月に一度の血液検査なんて面倒だよなあ・・・。と思っていましたが、その生活に慣れると苦痛ではなくなりました。むしろ、3か月ごとに自分の体調の変化が明確に確認できてありがたいことだと感じています。それに伴い、通院費用や薬代も必要になりますが、それで大病が予防できれば安いものですよね。

人生50年と言っていた時代があったのです。50年過ぎたら肉体の劣化も当たり前だと考え、60歳も過ぎたらオマケの人生と考え、メンテナンスしながら付き合っていこうじゃありませんか。車だって長年乗っていたら必ずメンテナンスしますよね。自分の肉体は別物なんてことはないのですよ。45歳ころに老眼になり、50歳過ぎて記憶力がちょっと低下し始めたのに気づき、60歳ともなれば、膝や腰が痛くなり、同じ話を何度も繰り返すようになる。これらは誰にでも起こることです。そして、老いは誰しも初体験なんです。諸症状が出始めた時に「あああ・・・みんなが言ってたアレはこういうことだったのか!」と思い知らされるのです。

最近私が一番困っている老化現象は、指先の脂分の減少です。空気が乾燥している季節はもうサラサラです!今日も湿気が少ないのでツルツル状態。何が困るのかというと、よく携帯電話を握りそこねてスルリと手から落とします。飲み物を飲もうとしてコップを持ち上げようとしたらこれまたスルリと落としてしまいます。本もめくり難くなりますね。こんな変化はその年にならないとなかなか理解できないのですよ。

私自身もこの先、やがて耳が聴こえなくなり、眼にも何らかの障害が生まれるのでしょう。すでに、数日前に抱き上げた孫の重さで腰に鈍い痛みを持ち続けています。ついでに膝も重い感じがしています。日々新しく現れる老化・劣化を噛み締めながら生きていますよ!


本日の結論
年に一度の健康診断ではもう体調変化のチェックがし切れない年齢になっていますね私は!

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