三軸的滑動画

2016年12月07日 出資から半年かかってようやく配達!


‘Best 3-Axis Stabilizer for iPhone & Android Phone’ Pro View S3



「これこれこれ!この動きよ〜〜〜!!!」

その存在に気づいたのは半年前でした。3軸ジンバルです。一般的にちゃんと作動する3軸ジンバルは結構な値段がします。Amazonでもいくつかの商品が販売されていますが、安いのはどうも評判が悪いようであまり欲しいと思わなかったのですが・・・。

カメラ付きのやつだと、カメラの性能はそれ以上にはならないワケですし、4K対応カメラ付きだと高いので手が出ず。そんなとき、INDIEGOGOというサイトで3軸スタビライザーの出資金募集をしていました。カメラ部分はスマホを装着するというもの。私は、iPhone7 Plus  使用者ですから「4Kで撮影できるしこれは面白い!」と思い、そのWEBを丹念に読んでみました。英文だけでしたけど・・・。デモ映像もなかなか面白そうでした。その時点は今年の6月、商品の出荷は10月末ということでした。4か月半待ちってとこですね。

値段は、キャリングケースを付けて175ドルでした。もちろん出資金扱いですので安かったのですが(現時点での価格は600ドル以上になっています)そこで思い切って即決!半年間は開発途中経過のメールが数回届きつつ楽しみに待っておりました。やがて期限の10月末が来ました。なんとか開発が間に合って、第一次ロット300台が出荷されたと発表がありました。さて、私は何番目?と思いましたが、まあそのうちに届くだろうとのんびり構えていましたら1か月経った11月末になっても届きません。???なんで?早めに出資した人には出荷完了したとの発表があったのですが・・・。

11月28日に開発チームへ問い合わせしました。「まだ受け取っていないが、いつになったら届くのか?知らせてほしい」とね。すると、住所と電話番号の確認が返ってきました。いやいや、そうじゃなくて、いつ発送するのか?したのか?を聞きたかったんですけ・・・。と11月30日にメールしたら、再度メールが来て12月2日にFEDEXで出荷したとありました。えっ?問い合わせしたらすぐに出荷したということは、私は出荷リストから抜け落ちてたってこと?えええ???

てなことで、12月7日午前中にその商品は無事に私の元へ届けられました。

夕方になり仕事が終わったので、いよいよ3軸ジンバルのセッティング開始です。本体とiPhone をリンクさせ、キャリブレーションを行わなくてはなりません。手順に従って、色々セッティングが必要となりますが、パッケージに入っていたマニュアルは中国語と英語だけ。良くわからない状態に陥りましたが、Youtube で動画による初期セッティングマニュアルがあるというので、そちらを参考にしました。

iPhone7 Plus でYoutube の解説動画を見ながらセッティングを始めたら、途中で・・・おっと!という状況に陥りました。そもそもiPhoneを取り付けて使う道具ですので、iPhone 画面にジンバルとシンクロさせるアプリを表示しなくてはなりません。そうすると、セッティングマニュアル動画を同時に見ることが出来ませんね・・・。うっつつつ・・・。情けない状態に陥りました。つまり、iPhone 以外にYoutube の動画を見られる環境が必要だってことなんですよ。盲点でしたね・・・。

そこで iPad の登場です。マニュアル動画を iPad で再生しながら、再度セッティングのやり直しです。ちょっと複雑な手順があるので、2回ほど途中で変な方向に行ってしまい焦りましたが、3度目でやっと手順通りの初期セッティングが完了。ほぼマニュアル動画で見ていた作動を確認しました。

そこで、すぐにテスト撮影をやってみました。
まずは室内を歩き回ったり廊下をウロウロして安定感の確認。んんん?なんかイメージとちょっと違う感じ。さらに家を出て、マンションの階段を上り下りしつつ、外の廊下もズンズン歩いてみたり・・・。やっぱりイメージと違う・・・。なんで?撮影した動画を再生しつつ確認したところ、そうか・・・そうなのか・・・。どうも水平方向が少し左下がりに撮影されています。微妙に左下がりなんですよ。

iPhone の取り付けに問題があるのか?と思ったけど、毎回その微妙な取り付けを正確にやらなくちゃならないの?ううむ・・・どうするんだ?と、水平に関するテストを色々繰り返しているうちに「そういやあ、印刷物のマニュアルを見てなかったなあ・・・と気付いて読み始めてみると!な〜〜〜んだ!ちゃんと微調整のやり方が書いてあるじゃないか〜〜〜!!!指先一つですぐに修正完了!ちゃんと水平が確認できました。これなら問題ないねと一安心。

次にムービーの撮影の際、iPhone 側のスイッチでオンオフするのは変ですよね。テストの際はずっとそれをやっていたのですが、実践でそれはないでしょ・・・。はいはい、印刷物のマニュアルからその部分を見つけました。iPhone と3軸ジンバルのスイッチリンク部分を見落としておりました。で、セッティングをもう一度!はい完了いたしました!

はいはい!これこれこれ!この動きよ〜〜〜!!!ヌルヌルと予定通りの動きを始めました。指先でムービー撮影のオンオフが可能となり快適です!さらに、親指でジョイスティックを動かすと、スムーズなパンとチルトが出来ます。おおお!!!これは便利!色々テスト撮影したくなる気分が盛り上がってまいりました!

手持ちの部分であるジョイスティックは、基本的に垂直に立てて使う仕様のようですね。あまりにも傾きが大きくなると誤作動を起こします。iPhoneを取り付けて使うので頭部分が重くなり、その負荷が縦軸に影響するようですなあ。

そもそも、なんでこんなカメラ・スタビライザーを欲しいと思ったのかというと、私はかつてTVCM業界で働いていました。そこで目にしていたカメラ・スタビライザーは「ステディカム」と言うやつでした。高額な上にめちゃくちゃ重くて、素人が使うようなものではありませんでしたが、その動画の安定感は素晴らしいものでした。その滑かな動きに近いものが、素人にも撮影できて2万円程度で手に入るなら欲しくなりますよね!



この画像はWikipediaより拝借しました。

てなことで、今はまだ深夜なので後日テスト動画をご紹介することにいたしましょう!
ちなみにこの 3-Axis Stabilizer for iPhone の正式名称は「Pro View S3」のようです。


本日の結論
さて・・・私はコレを使って一体何を撮りたいと思っているんだろ?

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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